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奈良県で2月から3月ごろに味わえる郷土菓子として親しまれる椿の和菓子「糊こぼし(良弁椿)」。奈良県内ではお馴染みの和菓子で、多くの和菓子店で作られる椿を模した和菓子です。そこで今回は奈良県の限られた時期しか味わえない和菓子「糊こぼし(良弁椿)」などの、おすすめ3ブランドを食べ比べてみました。全体の甘さ・花びらの食感・花芯のあんに着目しながら、ブランドごとの特徴を紹介しつつ、由来や通販情報なども解説していきます。
2・3月限定でしか味わえない!奈良のおすすめ和菓子「糊こぼし(良弁椿)」とは?

「糊こぼし(良弁椿)」とは、紅白の練りきりや羊羹の花弁で、餡でできた花芯を包んでいる椿の和菓子です。東大寺二月堂の春を告げる行事として知られる「お水取り」の時期、2月から3月中旬頃に味わえます。
鶴屋徳満が最初に和菓子として手掛け、「お水取り」の時期に飾られる椿の造花が和菓子のルーツです。
東大寺二月堂で行われる春を呼ぶ修二会「お水取り」とは?

東大寺二月堂の修二会「お水取り」とは、二月堂本尊の十一面観音菩薩に過ちを悔い改め、災いを祓い除け、転じて幸福が来る祈りを捧げる法要です。「お水取り」の前の2月下旬ごろから「花ごしらえ」と呼ばれる行事があり、本尊十一面観音に捧げるため、黄色の花芯、赤2枚、白3枚の花びらをかたどった和紙で椿の造花を作ります。
この椿のモチーフが、紅い花びらに糊をこぼしたような白い斑が特徴の「糊こぼし(のりこぼし)」です。東大寺開山の初代別当良弁僧正(ろうべんそうじょう)を祀る開山堂の前に原木があることから、「良弁椿(ろうべんつばき)」とも呼ばれています。
鶴屋徳満「開山 良弁椿(ろうべんつばき)」


「お水取り」で飾られる椿の造花を模った最初の和菓子として知られる、鶴屋徳満の「開山 良弁椿(ろうべんつばき)」です。紅白の花びらを彷彿させる紙箱の中で、1つずつ個包装のケースに入っています。

「開山 良弁椿(ろうべんつばき)」は、紅白の花びら部分が練りきりです。中心の花芯部分は黄身あんになっています。

練り切りでできた花弁に対して、柔らかめのきみあんとの食感のコントラストが感じられます。全体的にあっさりとしており、きみあんのコクがやんわりと広がる優しい甘さでした。練り切りのしっとりとした口当たりに、シルキーなきみあんがやさしく包み込まれた味わいを楽しめます。
商品情報

商品名 | 開山 良弁椿(ろうべんつばき) |
---|---|
日持ち | 2日 |
商品の値段詳細はこちら
入り数 | 税込価格 |
---|---|
3個 | 2,440円 |
4個 | 3,220円 |
6個 | 4,730円 |
10個 | 7,670円 |
店舗情報

鶴屋徳満 本店
【住所】奈良市下御門町29番地
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】木曜日(祭日の場合営業)
【電話番号】0742-23-2454
【アクセス】
・近鉄奈良駅から徒歩8分
・JR奈良駅から徒歩10分
鶴屋徳満 三条店
【住所】奈良市角振新屋町4番地
(三条通り三井住友銀行奈良支店向側)
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】木曜日(祭日の場合営業)
【電話番号】0742-27-0353
【アクセス】
・近鉄奈良駅から徒歩3分
・JR奈良駅から徒歩7分
萬々堂通則「糊こぼし(良弁椿)」


江戸時代後期に創業した老舗和菓子店、萬々堂通則の「糊こぼし(良弁椿)」です。紙箱には美しい椿がいっぱいに描かれており、トレーの上に並んでプラスチックのカバーがかかっています。

萬々堂通則の「糊こぼし(良弁椿)」は、紅白の花びら部分が練りきりです。中心の花芯部分は黄身あんになっています。

しっとりとした固めの練り切り生地の花弁に、あっさりとした黄身あんが包まれています。黄身あんは口溶けがよく、黄身あんのコクが上品に口のなかに溶けていく繊細な味わいが楽しめます。あっさりとしつつも、コクと口溶けが引き立つ優しい甘さが魅力です。
商品情報

商品名 | 糊こぼし |
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販売期間 | 2025年2月1日~3月中旬 |
商品の値段詳細はこちら
入り数 | 税込価格 |
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1個 | 500円 |
化粧箱入り3個入 | 1,730円 |
化粧箱入り6個入 | 3,300円 |
化粧箱入り9個入 | 4,900円 |
店舗情報

萬々堂通則
寧楽菓子司 中西与三郎「南無観椿」


江戸時代後期に創業した老舗和菓子店、寧楽菓子司 中西与三郎「南無観椿」です。椿の花びらと葉っぱを連想させる赤と緑の紙箱に入っており、トレーの上に並んでプラスチックのフィルムがかかっています。

寧楽菓子司 中西与三郎「南無観椿」は、紅白の花びら部分が練りきりで、花びらの色の枚数ごとに中に入っている餡が異なるのが特徴です。中心の花芯部分は黄身あんと白あんの2種類があります。
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紅白の練り切りの花弁と黄身あんの水分量が近く、一体感のある口溶けが楽しめます。黄身あん特有のしっとりとしたコクが魅力です。黄身あんの質感と練り切りが口の中で溶け合い、水分量多めのコク深い優しい甘さが味わえます。
商品情報

商品名 | 南無観椿 |
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販売期間 | 2025年1月22日~ ※毎日数に限りがあります。 |
商品の値段詳細はこちら
商品名 | 税込価格 |
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南無観椿6個入(黄身餡のみ) | 3,870円 |
南無観椿8個入(黄身餡のみ) | 5,110円 |
南無観椿10個入(黄身餡のみ) | 6,350円 |
南無観椿4個入(黄身餡2・白餡2) | 2,630円 |
南無観椿3個入(黄身餡2・白餡1) | 2,010円 |
南無観椿6個入(黄身餡3・白餡3) | 3,870円 |
南無観椿8個入(黄身餡4・白餡4) | 5,110円 |
店舗情報

寧楽菓子司 中西与三郎
【住所】奈良県奈良市脇戸町23
【営業時間】10:00~18:00
茶房は 11:00~17:30(L.o.) ※営業時間変動あり
【定休日】月曜日・火曜日
【アクセス】
近鉄線近鉄奈良駅(2)出口より東向商店街、もちいどのセンター街を南へ。徒歩約10分
口コミや評判は?

奈良県の2月から3月に味わえる「糊こぼし(良弁椿)」は、その華やかな見た目と繊細な味わいが高く評価されています。お茶席で味わったり、お取り寄せで堪能したりなど、和菓子好きからは季節ならではのお菓子として人気です。一方で限られた時期しか味わえない郷土菓子のため、食べられる機会が少ないという声も。和菓子は季節の移ろいを表現しているお菓子が多いので、お取り寄せや観光の際にぜひ立ち寄ってみましょう。
通販でお取り寄せできるの?

奈良県の椿の和菓子はお取り寄せが可能です。ただし生菓子のため、ブランドごとに取り扱いが異なります。公式オンラインショップにて取り扱いのあるお店や、電話・FAXのみ取り扱いのお店など、お店の取り扱い状況に合わせて注文しましょう。また奈良では、お取り寄せをしていない店舗限定取り扱いのお店もたくさんあります。この時期に足を運んだ際は、いろいろなお店の食べ比べを楽しむのもおすすめです。
奈良県の華やかな椿の和菓子を楽しもう♪

奈良県で2月から3月の限られた時期にしか味わえない椿の和菓子を食べ比べて紹介しました。「糊こぼし」や「良弁椿」など呼ばれ方も様々で、お店ごとに見た目や味わいが異なるのも魅力です。ぜひ2月から3月は、お取り寄せや奈良旅で椿の和菓子を味わってみてください♪
※実食レビューは個人の感想に基づいたものです。感じ方には個人差がありますので、ご参考になれば幸いです。
