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山形県発のあじまんは、幅広い世代から愛され続ける地元民のおやつです。大判焼きや今川焼、回転焼きなど地方によって呼び方は異なりますが、どこかで食べた記憶はないでしょうか。なかでもあじまんは通年販売をしておらず、一年の内限られた期間でしか味わえないことから、季節の風物詩としても親しまれています。そこで今回は「あじまん」や一緒に販売されている「たこポン」を実食し、その魅力に迫っていきましょう。また店舗の開店時期がいつからなのか、山形と秋田限定で販売している限定商品情報なども解説していきます。
山形県のソウルフード！あじまんとは？
あじまんとは、スーパーマーケットやホームセンター前にて秋冬の時期限定で販売している大判焼です。
あじまんは50年以上愛され続けるロングセラーの秋冬限定商品で、冬のおやつ「あじまん」本舗が販売しています。自家製の粒あんとカスタードがラインナップしており、東北地方と新潟県ではたこ焼きの「たこポン」の取り扱いもあり、山形県民の冬の定番おやつです。
あじまんの意味や由来とは
あじまんには「味が自慢のまんじゅう」という意味があり、略して「あじまん」という名前になりました。この名前は元々、居酒屋に掲げられた赤ちょうちんの「味自慢」という文字から着想を得て、名前が付けられています。
冬のおやつ「あじまん」本舗はいつからいつまで販売しているの？
冬のおやつ「あじまん」本舗は、毎年10月から3月までの期間限定で販売しています。公式HPでは各店舗ごとに販売開始日を明記しているので、近くの店舗の販売開始日はぜひチェックしておきましょう。
【2024年の開店日】
ほとんどの店舗が10月1日からで、最も遅い店舗は12月1日から販売をスタート
土日祝限定の期間限定あじまんも！
冬のおやつ「あじまん」本舗では山形県と秋田県限定で、土日祝限定のあじまんを販売しています。
2024年2月には「振り込まん もっちりチョコあじまん」、3月には「塩キャラメルあじまん」を販売しました。例年月替わりで土日祝限定で販売を行っているので、ぜひチェックしてみましょう。
2024年10月～2025年4月期は60周年のお祝いの年！
冬のおやつ「あじまん」本舗は、2024年10月～2025年4月期に60周年を迎えます。
50周年を迎えた2014年11月～3月には、山形・秋田限定で月替わりの復刻あじまんを販売していました。2024年10月～2025年4月期も60周年のお祝い商品の登場に期待しましょう！
冬のおやつ「あじまん」や「たこポン」を実食！
ここからは山形県民の冬の定番おやつ「あじまん」と「たこぽん」を実食していきます。全国各地で「大判焼き」や「今川焼」「御座候」など様々な呼び方がされますが、山形の「あじまん」の皮の食感や小豆の口当たりなど、違いを見ていきましょう。
世代問わず人気の「つぶあん」
薄めの皮はもっちりとした生地感で、中にはぎっしりと粒あんが入っています。粒あんは小豆のホクホクとした口当たりも感じられる、小豆の粒感や皮目もしっかりと感じられるホクホク系あんこです。もっちりとした生地感とたっぷり入ったホクホク系の甘さ控えめなあんこで、手頃な価格で十分な満足度が得られる味わいでした。
クリーミーな味がたまらない「カスタードクリーム」
もちもちとした薄めの皮の中には、卵のコクを感じさせる黄色いカスタードクリームが入っています。カスタードクリームは水分量も感じられるとろんとした口当たりで、しっとりとクリーミーなコクが広がりました。もちもちの生地の中にたっぷり入ったカスタードクリームも甘さ自体は優しく、滑らかな舌触りと卵感のあるリッチな味わいでした。
ふっくら食感の「たこポン」
※2024年10月1日～
たこポンはかつお節がかかっており、ソースが添えられていました。シャキシャキ感のあるキャベツと紅しょうがが入った生地は、ふっくらとした食感です。タコのむっちりとした弾力もあり、生地に入ったたっぷりの紅しょうが時々ピリッとしたアクセントになります。キャベツや紅ショウガ、たこの多彩な食感が広がり、甘めのソースが相性抜群でした。
話題の「あじまん」のおすすめの食べ方を実食！
地元民おすすめのちょっと贅沢な食べ方を実食してみました。粒あんとカスタードを1個ずつ購入し、半分ずつ重ねるという粒あん×カスタードです。
実際食べてみると、小豆のしっとりとしたコクとカスタードのリッチな味わいがマリアージュした贅沢な味わいです。それぞれの甘さのバランスが絶妙で、どちらも主張しすぎない味わいのハーモニーを楽しめます。甘すぎることなく、クリーミーな口当たりのカスタードに小豆の優しい甘さが引き立つ味わいでした。
「あじまん」はどこの店舗で買える？山形・秋田など地域別マップで紹介
冬のおやつ「あじまん」本舗は、北は青森県から南は熊本県まで全国18都県でお店を展開しています。中でも本社のある山形県と秋田県では、例年月替わりの限定フレーバーも販売しています。またあじまんが手掛けるたこ焼き「たこポン」は東北6県と新潟県のみで取り扱いのあるメニューです。ぜひ近くに立ち寄った際は、足を運んでみましょう。
山形県の店舗一覧はこちらから
山形県は冬のおやつ「あじまん」本舗の発祥地であり、全国でも一番多い71店舗を展開しています。ヤマザワやマックスバリュなどのスーパーマーケット前のお店が多いのも特徴です。
主要な新幹線停車駅近くの店舗なら、旅行のついでに立ち寄りやすいのでぜひ足を運んでみましょう。
- 山形駅 あじまん マックスバリュ山形駅西口店
- 米沢駅 あじまん マックスバリュ米沢駅前店
- 赤湯駅 あじまん ヤマザワ南陽店
- かみのやま温泉駅 あじまん ヤマザワ上山店
秋田県の店舗一覧はこちらから
秋田県は冬のおやつ「あじまん」本舗の月替わり限定フレーバーを展開しており、36店舗を展開しています。マックスバリュやイオンスーパーセンターなどのスーパーマーケット、コメリやサンデーなどのホームセンターのお店が県内半分ずつ程度の割合です。
秋田県内では主要な駅近くの店舗は比較的少なく、国道沿いや市街地の店舗の方が多い傾向があります。
- 大曲駅 あじまん コメリ大曲店
新潟県の店舗一覧はこちらから
新潟県の冬のおやつ「あじまん」本舗は20店舗を展開しており、東は胎内市から西は十日町市まで県内各所に点在しています。スーパーマーケットのウオロクやホームセンターのコメリなどスーパーやホームセンターに加えて、ドラッグストアのマツモトキヨシ前でもお店を展開しているのが特徴です。
新潟県内では国道沿いの車でのアクセスが優れた店舗の方が多い傾向があります。
宮城県の店舗一覧はこちらから
宮城県の冬のおやつ「あじまん」本舗は17店舗を展開しており、県庁所在地の仙台エリアよりも仙台以北エリアの方が多いのも特徴です。スーパーマーケットのヤマザワやウエジスーパーをはじめ、ホームセンターではDCMなどでもオープンしています。またイオンタウンでもお店を展開しており、地元客が足を運びやすいのも人気の理由でしょう。
宮城県内では主要幹線道路から少し入った市街地にある店舗の方が多い傾向があります。コストコやプレミアムアウトレットでの買い物帰りに少し足を延ばして立ち寄ってみるのもおすすめです。
- コストコホールセール 富谷倉庫店 あじまん ヤマザワ杜のまち店
- 三井アウトレットパーク仙台港 あじまん ヤマザワ田子店
福島県の店舗一覧はこちらから
福島県の冬のおやつ「あじまん」本舗は10店舗を展開しており、ほとんどのお店は東北新幹線沿線沿いを中心に北から南に点在しています。また観光地でも人気の会津若松や喜多方にも数店舗あるので、観光ついでにも立ち寄りやすいでしょう。スーパーマーケットのダイユーエイトやイオンスーパーなどを中心に、スーパーマーケット前にお店を展開しているのが多いのも特徴です。
線路沿線に近いお店が多いので、駅からのアクセスが優れた店舗が多い傾向があります。
- 福島学院前 あじまん ダイユーエイト福島鎌田店
- 会津若松駅 あじまん ダイユーエイト会津若松店
- 新白河駅 あじまん カンセキ白河店
岩手県の店舗一覧はこちらから
岩手県の冬のおやつ「あじまん」本舗は23店舗を展開しており、線路沿いに沿った主要幹線道路にあるお店がほとんどです。ホームセンターのサンデーやDCMなどに多くのお店を出店しているのも特徴です。
岩手県内ではホームセンター横にスーパーマーケットも隣接していることが多く、生活必需品をまとめて購入しやすい場所にお店の多い傾向があります。お買い物ついでにおやつとして購入していく人も多いのでしょう。
青森県の店舗一覧はこちらから
青森県の冬のおやつ「あじまん」本舗は17店舗を展開しており、東は八戸市、西は弘前市を中心に点在しています。ホームセンターのサンデーやDMCなどで展開しているのが特徴です。
青森県内では国道沿いの車でのアクセスが優れた店舗が多い傾向があります。
- 八戸駅 あじまん サンデー八戸根城店
- 新青森駅 あじまん サンデー青森店
北関東（群馬県・栃木県・茨城県）の店舗一覧はこちらから
北関東の冬のおやつ「あじまん」本舗は群馬県で2店舗、栃木県で7店舗、茨城県で16店舗を展開しています。ホームセンターのカンセキやカインズ、コメリなどに多くお店を出店しており、たこぽんを販売していないのも特徴です。
北関東では県内北部よりも県内南部の店舗が多い傾向もあります。
南関東（埼玉県・千葉県・東京都）の店舗一覧はこちらから
南関東の冬のおやつ「あじまん」本舗は埼玉県に3店舗、千葉県に6店舗、東京都に3店舗を展開しています。ホームセンターのカインズやケーヨーデイツなどでお店を展開しており、たこぽんを販売していないのも特徴です。
埼玉県では群馬県や茨城県にも近い県北部にお店が集中しており、千葉県も県北部にお店を展開しています。東京都内では西東京エリアでお店を展開していました。神奈川県には未出店なので、西東京エリアの利用がおすすめです。
中国地方（山口県）の店舗一覧はこちらから
中国地方の冬のおやつ「あじまん」本舗は山口県に1店舗のみ展開しています。JR下関駅からほど近いホームセンターDCMにお店を展開しており、たこぽんを販売していないのも特徴です。今後さらなる店舗の拡大に期待しましょう。
九州地方（福岡県・大分県・佐賀県・熊本県）の店舗一覧はこちらから
九州地方の冬のおやつ「あじまん」本舗は福岡県に5店舗、大分県に2店舗、佐賀県に1店舗、熊本県に3店舗を展開しています。ホームセンターのコメリやヒロセなどでお店が営業しており、たこぽんを販売していないのも特徴です。
九州北部の主要都市にお店が点在しており、熊本県南部や宮崎県、鹿児島県には未出店です。
2023年から変更したあじまんの営業時間は？昼休みに注意！
現在、冬のおやつ「あじまん」本舗の営業時間は、2024年冬季から全国のお店で9:45～12:40、14:00～17:30が営業時間です。夕方までの営業なので、遅い時間だと購入できません。またお昼どきはお店が閉まっているので、注意しましょう。子どものおやつ時間や買い物の帰りなどに立ち寄りやすいので、ぜひ足を運んでみてください。
あじまんのあんこが通販でお取り寄せできる？
冬のおやつ「あじまん」本舗のあじまんは通販での販売をしていないため、お取り寄せできません。
ただしあじまんの粒あん味に入っているあんこだけを詰めた「あじまんの十勝あん」は楽天の公式ストアにて販売しています。自宅でパンに塗ったり、お汁粉で味わったりなど、あじまんの人気の味わいを様々な食べ方で楽しめるのが魅力です。店頭販売も行っていますが、売り切れてしまうこともある隠れた名品をぜひお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。
山形発祥のあじまんで寒い冬にほっと温まるおやつの時間を♪
山形県民のソウルフード「あじまん」を実食紹介しました。甘すぎない粒あんやカスタードがたっぷりと入っているので、満足度も高く、ぺろりとひとつ食べられます。
全国にお店を展開しているので、ぜひ冬のおやつにあじまんを味わってみてはいかがでしょうか。
